薬を使わないアトピー治療の道のり①

アトピーケア

アトピーのケアに悩むすべての方へ

育児について書き留めておきたいことはたくさんあるけれど、

一番最初に書いてみたいのは私と息子がいっしょに歩んできたアトピー治療の道のり

アトピー治療に薬を使うべきなのか、やめるべきなのか?

私も息子のアトピーに向き合いながら悩み続けてきたひとりです。

私と息子が歩んできた道のりが、ほかのすべての人に有効かどうかは

断定ができませんが、

アトピーを少しでもよくしたいと願う誰かにとって、

少しでも力になれることを願っています。

やめられなかったステロイド

赤ちゃんの時から皮膚の弱かった息子にずっと使い続けてきたステロイド。

保湿のヒルロイドと併せて効き目の弱い物から強いものまで、

ステロイドなしの生活はできませんでした。

旅行へ行くにもどこへ行くにも、ステロイドと保湿剤の一式を持ち歩き、

朝に晩に保湿、炎症のひどい所はステロイド。

薬で綺麗になっても、やめると必ずまた出てくる。

10年以上それを続けてきて、

薬はアトピーを抑えはするけれど治してはくれないことはうすうす分かってきていました。

でも、息子が搔きむしる様子は見ていてつらいし、ひとたび薬を控えた肌はボロボロで、

見た目も気になってしまいます。悩みながら小児科や皮膚科に行けば、

「薬を上手に使いながら治しましょうね」

お決まりの一言。

言われるままに、ステロイドを使い続けてきました。

薬を使っていても、息子は毎晩夜中に身体を掻きむしっていました。

痒みがあんまりひどい時は眠りも浅くなってしまい、

病院で出してもらていた内服薬を使うこともありました。

ただぐっすりと、子供らしく幸せに眠ってほしかったのです。

ステロイドの副作用の話

私はアトピーについて何とかしたい気持ちと、ステロイドへの不安がぬぐい切れず

日々、悶々と藁にもすがる思いでネットを検索しまくり、

同じアトピーっ子のママ友たちと、相談し合ったりしていました。

そんなあるとき、

  • 強いステロイドを塗り続けた結果、ついに薬が効かなくなった
  • 長年、薬を塗り続けた肌が黒ずんできてしまった

というお話を立て続けに耳にすることがありました。

私は、心配でたまらなくなってきて、

ステロイドの副作用への警戒心がどんどん強くなってきて、

息子小学4年生の秋、思い切って脱ステロイドを決めました。

脱ステロイドをすると決めた私と息子

脱ステロイドの長い道のりを、これから書いていこうと思っています。

今息子は、長い長い試練を乗り越えて、アトピーはだいぶ抜けてきて、

薬も保湿剤も使わずに元気にしています。

私が「もう薬を使うのやめよう」ということを息子に伝えて以来、

息子は私のことを何も疑わずに、信じ切ってついてきてくれました。

その健気さ、素直さは、いつ思い出しても涙が出そうになります。

また、私が薬を使わないアトピー治療に奮闘している様を、

SNSに書きつづった時には、

見ず知らずのたくさんの方が応援して、アドバイスをしてくれました。

色んな方法を教えていただき、私はそのほとんどを試しました。

温かい応援をありがとうございました。

感謝を込めて、ここに御礼をお伝えします。

今度は私がほんの少しでも、

あの頃の私のようにアトピーに苦しむ誰かの力になれますように。

アトピーについて言えば、けっきょく、

「これをやれば治る!」というものは、ないのかもしれません。

(「これをやれば一気に悪くなる」はあります)

とにかく、いろんなことを試行錯誤でやってみたので、

どれが結果的によかったのかわからないし、

良いと言われることを色々取り入れてきたからよかったのかもしれません。

そして、どんなことも試してみた結果は、

薬のように即効性のあるものはなにひとつなく、

数か月単位で、注意深く観察していくよりほかありません。

気が遠くなりような不安と忍耐の日々。

アトピーを乗り越えるために

なくてはならないものが唯一あるとしたら、それは、

「大丈夫、いつかぜったいに良くなる!」と信じ切る気持ち

なのかもしれません。

孤独な闘いに心が折れそうになったら

薬を使わないアトピーケアは、周囲になかなか理解者が得られず、

孤独な闘いになる場合が多いかと思います。

私はmixiコミュニティに仲間を求めたりもしました(笑)

それでも私には唯一、同じ目線に立って寄り添い涙し励ましてくれる、

お友達がいました。

やはり薬を使わずに子供のアトピーを治したママでした。

彼女の存在が大きな支えとなり、

息子といっしょに試練を乗り越えることができました。

薬を使わないアトピー治療には、

理解し応援してくれる誰かの存在が必要だと思います

もし、身近に理解してくれる人がいないくて、

アトピーのつらさと孤独で心が折れそうになってしまったときには、

「お問い合わせ」よりご連絡ください。                                 詳細はこちらから無料メールカウンセリングについて

医療的なアドバイスはできかねますが、

薬に頼らないアトピーケア仲間として、

寄り添えたらと思います。

「お問い合わせ」から無料メールカウンセリングをしています

どうぞお気軽にご利用ください。

決断し信じ続けること

今も息子のアトピーは抜けきったわけではなく、

湿度や気候条件で急に痒くなることもあります。

それでも、薬を使っていたころに比べて、

心身ともにとても楽になりました。

どれが正解かは、分かりません。

どの道を選ぶにしても、まず、「決断すること」

その道のりに何があっても「信じ続けること」

書いてみるとシンプルだけど、

とてもとても勇気と忍耐のいることでした。

険しい道のりは終わりが見えず、誘惑もあります。

でも、これまでと同じことをしていても変われない。

薬漬けの息子の状況をどうしても変えたかったから、

進んでこれたのだと思います。

今は決断してよかったと心から思っています。

息子と乗り越えたこの道のりがあるから、

これからの人生でいろんなことに挑戦していける自信にもなりました。

すべてのことに感謝。

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